ひだまりノート、はじめます。

ひだまりデスク

はじめまして。横道工房です。
いま、横道工房では「ひだまりデスク」という、クリエイター向けの仕事・制作管理ソフトを作っています。Windows向けのソフトで、現在も開発中です。

完成してから紹介するつもりでしたが、作っている途中で迷ったことや、いったん決めたものを後から変えたことのほうが、振り返ったときに記録として残しておく意味があるんじゃないかと思うようになりました。このノートは、そのための場所です。

管理のほうに、頭を使っていた

創作をしていると、絵を描いたり文章を書いたりすることそのものより、その周りのことに時間を取られることがあります。

締切を確認する。
依頼のやりとりをする。
制作時間を記録する。
経費を整理する。
次に何を作るか考える。

ひとつひとつは、そこまで時間のかかることではありません。
でも、それぞれ置いてある場所が違う。
そのたびに別の画面を開いて、別のことを思い出して、頭を切り替える。
そういう小さな負担が積み重なっていくことに気がつきました。

タスク管理ツール自体は、もうたくさんあります。仕事を効率よく進めるためのものも、スケジュールを管理するものもあります。
ただ、使っていて気になったのが、自主制作の扱いでした。

仕事の案件には締切があります。
でも、「この絵を描きたい」とか「このゲームを作りたい」とか、そういう自主制作には、最初から決まった締切があるとは限りません。
自主制作を「締切のないタスク」として登録すると、たいてい下のほうに沈んで、そのまま忘れます。少なくとも横道工房のメンバーはそうです。

ひだまりデスクで案件と自主制作を最初から同じ場所に置いているのは、これが理由です。
欲しかったのは仕事をこなすための机ではなく、作りたいものを作り続けるための机でした。

机に座ってから決めることを減らす

作業に入るまでで、意外と時間を使っていたのが「今日は何をやるか」を決めることでした。
あの案件はどこまで進んでいたか。締切まであと何日か。今月はどれくらい制作したか。
作業そのものではないのに、作業と同じくらい頭を使います。

そこで、ひだまりデスクのホーム画面には、今日の制作時間、進行中の案件、その日の予定、いちばん近い締切をまとめて置きました。特別なことをしているわけではありません。
探しにいかなくても目に入るようにした。それだけです。

でも、机に座ってから最初の一手を決めるまでの時間は、これだけでもずいぶん短くなります。

記録は、判定のためには使わない

ひだまりデスクには、制作時間の記録とライフログの機能があります。
ただ、これを「今日は何時間足りなかった」と判定するためには使いたくありませんでした。

制作時間が10時間だったから良い。タスクを10個終わらせたから良い。
創作は、そんなふうに単純には測れないと思っています。
それでも記録を残したいのは、進んでいないように感じる日のほうが、実際には多いからです。

その日の感覚だけで見ると、「今週ぜんぜん作れてないな」と思う。
でも、1か月分を並べてみると、思っていたよりちゃんと手を動かしていたことがあります。
記録は、そのために残しています。自分を評価するためというより、
自分がここまでやってきたことを、あとから自分で確認するためです。

秘書の動作に、生成AIは使っていません

ここは少し誤解されやすいところなので、先に書いておきます。

ひだまりデスクには、ヒナタとヒマリという秘書キャラクターがいます。
作業を始めたときや、締切が近くなったときなどに、キャラクターが言葉を返してくれます。
この秘書の動作や、アプリ上でのセリフの表示に生成AIは使っていません。
アプリの中に用意したデータとJavaScriptで動いています。

一方で、セリフの制作では、案出しや表現の検討に生成AIを使うことがあります。
ただし、キャラクターの設定や最終的な内容は横道工房で決めています。
生成されたセリフをそのまま使う事はありません。あくまで案出しとして使っています。

またチュートリアルを終えたあとには、自分で作ったカスタム秘書を追加することもできます。
効率だけを考えれば、生成AIにしゃべらせた方が良いのかもしれませんし、
そういった生成AIとおしゃべりできる機能のある管理アプリもあるでしょう。

どんな言葉をかけてもらいたいかは、人によってかなり違いますし、
キャラクターによって異なります。
同じ「おつかれさま」だけでも、ニュアンスによって解釈違いが発生することがあります。
なので、キャラクターもセリフも、使う方がカスタムできる形にしました。

創作する人の机なのだから、その机の雰囲気くらいは自分で決めていい。そう思っています。

なお、開発にはClaude Codeを使っています。セリフの案出しにはChatGPTを使用しています。
一方で、イラスト・アイコン・効果音といった素材に生成AIは使っていません。
また、生成されたセリフをそのまま使うことはありません。あくまで案出しとして使用しています。
入力されたデータを生成AIの学習に使う機能もありません。
基本的にこのポリシーを曲げるつもりはありませんが、今後、万が一利用範囲や方針に変更がある場合は、その内容を必ずこのノートでお知らせします。

この開発方針を見たうえで、ひだまりデスクを使うかどうかは、
それぞれの方に選んでいただければと思います。

完成だけを目標にしない

作りたいものがある人が、作り続けられること。
ひだまりデスクを作っている理由を一言にすると、おそらくこの言葉になります。

途中で止まる時期があってもいい。予定どおりに進まなくてもいい。
何日か机に向かえないことがあってもいい。それでも、また戻ってこられればいい。

完成はもちろん大事です。
でも、そこにたどり着くまでに作ること自体を嫌いになってしまったら、続けるのは難しい。
なので、ひだまりデスクは「頑張らせるための道具」ではなく、また戻ってこられる場所に
したいと思っています。

このノートに書くこと

ここでは、ひだまりデスクの開発日誌、使い方、更新のお知らせを中心に書いていきます。

新しく作った機能のことだけではありません。やめた機能。作り直した画面。
「これは本当に必要なのか」と考えて、いったん止めたもの。
そういうものも、できるだけ残していくつもりです。
完成したものだけを並べるより、作っている途中だからこそ書けることのほうがおそらく多いと思いますので。

提供形態や料金については、現在検討中です。決まりしだい、このノートでお知らせします。
現在、ひだまりデスクのデータはお使いのパソコンの中に保存される形になっています。
今後は外部ストレージとの連携も予定しています。

まだ作っている途中なので、これから変わるところもあると思います。
その変化も含めて、ここに残していきます。

最後に

ひだまりデスクは、まだ完成していません。
これから変わるところも、増えるものも、なくなるものもあると思います。

それでも、「作りたい」を諦めずに済む場所を作りたい。という気持ちはおそらく変わりません。

このノートも、その机を作っていく途中のひとつです。

ここを読んだ誰かが、「今日はちょっとだけ作ってみようかな」と思って、
明日もまた机に戻ってこられたら。
それなら、このノートを始めた意味があるのかもしれません。

ひだまりデスクを、どうぞよろしくお願いいたします。

横道工房

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